今回は「自分の商品を持つ意味を本気で考えてみた話」です。
どうぞ最後までご覧ください。
今回は「自分の商品を持つ意味を本気で考えてみた話」について書いていきます。
「自分の商品」にまつわる私の事例なども紹介していきます。
この記事をご覧いただき、「自分の商品を持つことにどんな意味があるのか」について、一緒に考えていただけたら嬉しいです。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事の進行キャラクター
今回もいつものキャラクターで楽しく進行していきます。
どうぞよろしくお願いします。
記事の信頼性
この記事はフリーランスとして独立し、サーフボード工場「a.garage.surf」の代表をしているももとらが執筆しています。
サーフボード工場「a.garage.surf」についてはこちらをご覧ください。
a.ragage.surfではサーフボードの製造とリペアを運営しながら、マーケティングサポート事業をやっています。
筆者ももとらのプロフィールはこちらです。
どうぞよろしくお願いします。
この記事でお伝えしたいこと
自分の商品でビジネスすることは、なんと言っても人生が楽しくなるってことです!!
若手の僕たちにも関係あることですかね?
もちろんです。ご自身の仕事の捉え方やキャリアプランの考え方につながる話でもあります。
自分の商品って何?
お金を稼ぐ手段にはどんなものがあるでしょうか。
企業などと雇用契約を交わし労働して報酬を得る。
投資で稼ぐ。
クラウドファンディングなどで寄付を集め、そこから報酬を得る。
これらはいずれも正しいですよね。
正しいですが、稼ぐ方法としてもう一つありますよね。
自分で事業をして稼ぐ。
それは「自分で価値を創造し、誰かにその価値を提供して、その価値の対価を得る」ということです。
下の図は有名なロバートキヨサキ著の「金持ち父さん貧乏父さんキャッシュフロークワドラント」で紹介されている4つのクワドラントです。
何年も前の書籍ですが、現在でも読み返したくなる名著ですね。
「シカ」と「とら」がプロットされている自営業とビジネスオーナーは、自分で事業を運営したり経営していますから、常に「自分が提供できる価値とは何か、どうやって提供したらよいか」を考えています。
ここで「自分が提供できる価値」について考えてみましょう。
「自分が提供できる価値」は2つに分かれます。
それは他人の商品に自分の価値をくっつけて提供するのか、自分の価値を自分の商品として提供するかです。
「自分の商品」の場合はそれを作ったり売ったりする権利権益もを自らが保有することになりますから、ビジネスを自分の裁量で思うように動かすことができます。(リスクも自分で背負うことになりますが。)
提供する価値の独自性や競争力が高ければ高いほど商品価値が上がり、そして買い手のニーズが高ければ高いほど売れて儲かります。
そうなんです。商品価値は自分次第で高めることができます。
私は長い事、広告代理店でずっと人様の商品を扱ってきました。
クライアントの商品を題材にクリエーティブを制作し、広告媒体で露出させるということをやっていましたが、クリエーティブの著作権はクライアントに帰属しますし、コミュニケーションしていく広告媒体はメディアのモノを転売するということでした。
マーケティングやクリエーティブの企画やアイデアは我々の産物ですが、表に出ることはありません。※注:すべての広告代理店が同じ状況とは限りません。
そんな環境でずっと仕事をしてきましたので、いつかは「自分の商品」を作って、「自分の裁量」でビジネスしてみたいという願望が頭に沁みついていました。
下のチャートは「自分の商品」と「他人の商品」を比較したものです。
自分の商品は、開発投資と製造者責任の負担を負う以外、権利面、取り扱いやすさ、調達の自由度、維持コストの設定などメリットが多いことがわかります。
そしてなんといっても販売利益が高いことが最大のメリットと言えますね。
雇用されて稼ぐということは、自分の労働力や時間を会社に提供して対価を得るということです。もちろんそれを否定しているわけではありません。
副業の場合も、労働集約型の働き方を選択した場合、労働力(時間)を提供することの延長となります。
自分の商品をもつことができれば、上のチャートのように様々なメリットを享受することができます。
「自分の商品」私の事例
現在、私はサーフボード工場を経営していて、オリジナルサーフボードを販売しており、自分の商品を軸にビジネスをしています。
サーフィンは個性の強い趣味であるとともにその人のライフスタイルでもあります。
サーフィンは技術的難易度が高いスポーツでなので、始めるハードルが高く、いきなりサーフボードを購入する人は多くはないです。
モチベーションが高い人はサーフショップのスクールでボードをレンタルしたり、そうでもない人は友達のサーフボードを借りてみたり、フリマサイトなどで格安の中古品を見つけて来たりという感じです。
とは言え、サーフィンの魅力にハマってしまうと、いつまでもどこまでもやり続ける人が多いという特徴があります。
海外の有名選手やシェイパーがプロデュースするブランドには勝てるはずもなく、サーフィンスクールを運営するほどの体力もない私ですが、そんな市場感の中で一つの仮説にたどり着きました。
私は子供の頃から工作が大好きでした。
ですから壊したサーフボードのリペアも自分でやっていました。
リペアをやっていくうちに、知人のサーフボードのリペアを依頼されるようになり、ついには独学でハンドシェイプでサーフボードをつくるようになっていきました。
マジで工作好きなんですね。
あくまでも趣味で楽しんでいたのですが、いろんな人の問い合わせやオーダーと向き合ううちに次のことに気付きます。
- サーフィンには人それぞれの楽しみ方があって、それを見つけた人は、一生サーフィンに関わり続ける。
- サーフィンに向き合い続けると、サーフボードに求める性能と世界観は、よりその人独自のものになっていき、自分だけのサーフボードの機能とブランドが欲しくなる。
- 自分にはお金を頂いてサーフボードの製作依頼を受けているという現実があり、さらに広告業界で培ったブランド制作のノウハウがある。
サーフィンに本気でハマった人をターゲットに、その人の、そしてその時のニーズに応えるオリジナルサーフボードとブランドを制作し、良心的な価格で提供する。
売り切りではなく、リペアやカスタマイズにしっかり応えて、お客様がイメージするお客様オリジナルのサーフブランドを一緒に育てていく。
リアルなショップはつくらず、Webと工場だけで回せばなんとかなりそうなんてことを考えました。
もしかしたら、できちゃうんじゃね?
そうこう言いながら始めちゃいました。
軌道に乗ってきたら、サーフボードから周辺アイテムにオリジナルブランドの展開の幅を拡げてグッズやコンテンツを販売する。
さらにジャンプアップして、お客様のサーフィンブランドグッズのOEM生産や販売サポートを展開する。
自分の「やりたいこと」「できそうなこと」、「お客様が価値を認めてくれそうなこと」、これらのかけ合わせから「自分の商品」が生まれてきました。
現在は細々とですがご注文いただけるようになり、そこからリペアやカスタムオーダーへ引き合いが拡がっている状況です。
自分の商品を扱うことで、ビジネスそのものが、とても夢のある、おもしろいものになっていくということをお伝えしたいです。
単に稼ぐことだけで比較すれば、雇われて労働力を提供するほうが安定度は高いでしょう。
売上が立たなければ収入は入ってきませんし、そこまでの仕組みに持っていくのにもそれなりの時間と労力がかかります。
決して楽な稼ぎ方ではありません。
しかし、自分の商品を扱うビジネスはとてもおもしろい。 「自分の裁量で、自分の好きなことで価値を提供し、収入を得る」ということには夢と希望があるということです。 稼ぐ仕組みを磨いていけば、自分の商品やブランドが、どんどん営業して稼ぎ、収益を生み出してくれるでしょう。
雇われの立場でいくばくかの権限に甘んじ、自分に言い訳しながら収入を得ていた、過去の自分とは「別物の働き方とその楽しさ」を経験できたと思っています。
あなたが起業や副業で、本業とは別物の「自分ならでは価値」を提供していくのであれば、自分の商品を扱うべきですし、自分の商品で自分のビジネスを組み立ていくべきだと思います。
まとめ
- 「自分の商品」の意味とは「自分ならではの価値を創造し提供する」という自己実現の一つのカタチである。
- 自分の商品は自分対して「ビジネスの夢と希望」、そして「ビジネスのおもしろさ」をリターンしてくれる。
- 自分次第で自分ならではの稼ぐ仕組みを創造することもできるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
自分の商品で「夢を楽しむ」ことができるということをご理解いただけましたらうれしいです。
ももとらサロンでは起業や副業に役立つマーケティングのノウハウや事例などをどんどん発信していきます。
どうぞお楽しみに。
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