今回はグーグルアドセンス審査に合格した話をさせていただきます。
インターネット上でアドセンス審査に関する噂話を見かけたことはありませんか?
- アドセンス審査は難易度が年々高くなってきているらしい。
- 話によると合格率は4%ぐらいらしい。
- コロナ禍の影響でアドセンスの審査時間が長くなっているらしい。
- アドセンス審査に何回も落ちている人はコンサルを受けるしかないらしい。
いずれもアドセンス審査の敷居が高くなる話が増えている感がありますね。
そんな今日この頃、私もアドセンス審査にチャレンジしてみました。
ブログを開設して6カ月、2回目のチャレンジでアドセンスの審査に合格したんです。合格日は2021年9月26日です。
この記事でアドセンス審査合格に至る顛末とそこから学んだノウハウを実体験に即して余すことなく記録し、皆様に公開したいと思います。
アドセンス審査に取り組まれている方のお役立てるとうれしいです。
この記事でお伝えしたいこと
アドセンスの審査について記載している記事はすでに多数あります。
具体的な手順などをかなり詳細にレクチャーしているものたくさんあります。
私もそれらの記事から勉強させていただき、晴れて合格の日を迎えられたわけです。
著者の皆様、誠にありがとうございました。
この記事では、私が学んだことを「自分のブログづくりにどのように取り入れたのか」そして「初回のアドセンス審査不合格から何を学び何を改善したのか」さらに「それらからどのような気付きを得たのか」について総合し、「アドセンス審査合格経験者からの提案」という形でまとめさせていただきます。
「保存版」としての記録の役割も持たせたいという気持ちもありますので、チャートや図解などを活用し、わかりやすくお伝えできれば思います。
この記事を楽しくお読みいただくために以下のキャラクターが登場して進行します。
どうぞ最後までご覧ください。
記事の信頼性
この記事はマーケティングとサーフボード製作を生業として事業経営している私が執筆しています。
自らの頭と手と足を使って事業をやっている私が、実際にやってみて、成功したり失敗したりしたことをリアルに紹介しています。
実際に経験したことですから、情報の信ぴょう性の高さがセールスポイントです。
アドセンスとその審査について
グーグルアドセンスは、サイトに広告を掲載し、サイトを訪問した人がその広告をクリックすることでサイト運営者に報酬が入るという、サイト運営者を対象としたオンライン広告配信サービスです。
今やオンライン広告の王道とも言うべきサービスに成長し、広告主も非常に多いため、アドセンスに参加するブロガーが多いという状況になっています。
そして、サイト運営者としてアドセンスを利用するにはアドセンスの審査を受ける必要があります。
アドセンスから配信される広告はグーグルの広告主のものなので、その広告にふさわしくないサイトは排除されます。
アドセンス審査では「対象となるサイトがアドセンス広告にふさわしい健全なサイトか否か」をグーグルが自ら判定します。
そのため審査に合格するにはサイトがアドセンス広告にふさわしい健全なモノだということをグーグルに認めてもらう必要があるのです。
う~ん、審査、大変そうですね。
アドセンス審査の基礎知識
アドセンス審査には合格するための明確な答えというモノがありません。
不合格の場合もグーグルから具体的な説明はありません。
まず、アドセンス審査の基礎知識を紹介します。
このあたりは他に詳しく解説している記事がありますのでサラっと解説します。
審査基準
- 独自ドメインを取得していること
- グーグルのポリシー違反をしていないこと
- 著作権に抵触していないこと
申請の流れ
- 独自ドメインのブログを開設します。
- グーグルアドセンスのアカウントを取得し必要事項を登録します。
- アドセンスの広告コードを入手してブログに貼り付けます。
- 後はグーグルからの通知を待ちます。
必ずやるべきこととやってはいけないこと
- アドセンスの仕組み、利用規約、グーグルのポリシーを理解します。
- アドセンスを設置するブログの企画、フレームやデザインなどの建付けをします。
⇨企画は一つのテーマに特化した方が良いです。
⇨画像はフリー素材かオリジナル素材を使用してください。
⇨レスポンシブ対応のテーマを使用してください。
⇨グローバルメニューを設置してください。
⇨プロフィール、免責事項、お問い合わせフォームを設置してください。
⇨以下の要件に注意して記事を用意してください。
<禁止されている内容>
-アダルト コンテンツ
-家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
-危険または中傷的なコンテンツ
-危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
-アルコールに関連するコンテンツ
-タバコに関連するコンテンツ
-ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
-ヘルスケアに関連するコンテンツ
-ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
-報酬プログラムを提供するページ
-不適切な表示に関連するコンテンツ
-衝撃的なコンテンツ
-武器および兵器に関連するコンテンツ
-不正行為を助長するコンテンツ
-違法なコンテンツ
を与える可能性がある内容)は避けてください。「投資・資産運用」「医
療・育児・介護」「美容・ダイエット」「転職、副業」などは厳しく審査
される傾向があります。
⇨1記事の文字数は2000文字以上が望ましいです。
⇨記事数は10記事以上は必要です。
⇨オリジナルな記事でなくてはなりません。
これまた、覚えなくちゃいけないことが盛りだくさんですね。
実録、アドセンス審査合格までの軌跡
以下のチャートは私がブログを開設してからアドセンス審査に合格するまでの流れをまとめたものです。
ざっと解説します。
2021年3月~4月:ブログ立ち上げ期
ブログの開設は「はてなブログの無料版」でスタートしました。
え、ワードプレスじゃないんですか?
そこは状況と考え方ですね。
その時はブログの企画が曖昧だったんですよね。
まだリスクが取れないから、とりあえず無料でかんたんなモノしようと考えたんです。
この期間はとにかく情報のインプットと事例研究に費やしました。
最初は趣味のサーフィンジャンルで検討しましたが、四苦八苦した結果、ビジネス全体の将来像まで立ち返ってマーケティングを軸にすることにしました。
さらに試行錯誤の結果「マーケティングを軸にフリーランスで起業する状況そのもの」を記事にするという企画でなんとかスタートしました。
こんな状況だったこともあって初期投資は慎重になりました。
ワードプレスを導入しかけたりはしたのですが、結局、はてなブログの無料版に落ち着きます。
ブレてますねぇ(笑)
最初はみんなそんなもんです。
2021年6月~7月:アドセンス審査申請準備期
はてなブログは初心者向けに特化していることもあって、かんたんな操作でそれっぽいブログがすぐに作れました。
この段階でブログの建付けですったもんだしていたら、恐らく現在の自分はいないんじゃないかと思いますね。
とにかく記事制作に集中できたことは良かったです。
自分の置かれた状況を記事にするという手法は程度やりやすかったこともあり、なんとか10記事のストックができました。
ある程度の記事ボリュームが用意できたので本格的なブログ開設準備に入ります。
まず「お名前.com」で独自ドメインを取得。
この段階でもワードプレスにするか検討しましたが、使いやすい、かんたんにバージョンアップできるという理由で「はてなブログpro(有料版)」をチョイス。
デザインテーマはシンプルで使いやすい「ミニマリズム」をチョイス。
ちなみに「はてなブログpro(有料版)」は「もしもアフィリエイト」のセルフバックで導入。
約1割ほどお得に導入できました。
かかった費用は全体で諭吉一人分ほど。
サーフボードのリペアの売上から拠出しました。
「もしもアフィリエイト」「はてなプロpro」「お名前.com」は下のバナーからご確認くださいね。
そしてブログの建付けと記事の最終チェックを行い、満を持してアドセンス申請を実行します。
アドセンスの申請方法はこちらへ。かんたんでしたよ。
2021年7月:審査1回目は不合格、その時の状況
アドセンス申請を実行してから2週間が経過。
それなりに勉強して審査に臨んだつもりだったので、何となくの根拠のない自信があったことと、コロナ禍で審査期間が延びているという記事を読んだこともあって、ちょっとした楽しみ的な気分で、記事の更新もしながらグーグルからの結果通知を待っていました。
しかし、甘くなかったです。残念な不合格通知メールが届きます。
- 「お客様のお申し込み内容を確認させていただいたところ、当プログラムのご利用要件を満たしておられないことがわかりました。そのため、申し訳ございませんがお申し込みを受け付けることができかねます。」
無念!!
2021年8月:不合格の原因究明と合格に向けた立て直し
気を取り直してグーグルからのヒントを確認します。
- コンテンツの最小用件を満たしていない。
- 独自性のある質の高いコンテンツと優れたユーザーエクスペリエンスをサイトで提供する。
- ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン(質の低いコンテンツ)
う~ん、わかんない・・・。
審査不合格の時のブログは以下の状況です。
どうすりゃいいの?
前向いて進むしかないでしょ!!
2021年8月~9月:審査2回目に向けて取り組んだこと
再審査に向けて取り組んだことを下のマトリクスにまとめました。
まず、冷静になってグーグルの不合格通知のヒントを一つ一つ検証し、何がNGなのかその解釈を考えました。
- コンテンツの最小用件を満たしていない。
⇨1カテゴリー当たりの記事数が少ないからNG - 独自性のある質の高いコンテンツと優れたユーザーエクスペリエンスをサイトで提供する。
⇨ブログの企画テーマが特化していないからNG - ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン(質の低いコンテンツ)
⇨どこかで見たような記事になっているからNG
⇨オーソリティ(権威性)の解説がないからNG
そして審査合格に向けた課題を設定しました。
アドセンス審査合格に向けた課題とアクション
- ブログの企画テーマを絞る
- カテゴリーを絞る
- 記事の作り直し
- オーソリティの強化
そして合格を勝ち取ったブログがこちら。
2021年9月:2回目の審査で合格、その時の状況
9月25日、修正したブログの最終チェックを2回繰り返した後、アドセンスの申請ボタンをクリック!!
「さて、どんなもんですかね」と思う間もなく、その翌日にグーグルから以下のメールが届きます。
- お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました
おめでとう!
お客様のサイト(https://momotorasalon.com)で、AdSense 広告を表示して収益化を始める準備ができました。
やりましたね!!
ありがとうございます!!
これで晴れてスタートラインに立てたわけです。
なんと言っても1回落ちてますから感無量です。
それに世界のグーグルから「おめでとう」と言ってもらえるのはとても達成感を感じます。
アドセンス合格に向けた私の提案
今回のアドセンスに合格した経験から一つ提案をさせていただきたいと思います。
アドセンス審査合格からの学び
- ブログの企画テーマ、カテゴリーはできる限り絞り込むべき。
これはいかにターゲット(読者)のニーズに寄り添ってわかりやすくできるかということだと思います。
読者目線、やはり大事ですよね。
- 絞り込まれたテーマの記事には自分ならではの鋭い専門性とその専門性を保証するオーソリティが無くてはならない。
これはいかにオリジナルである得るか、そのオリジナルがいかに役に立つ情報であり得るか、そしてその情報がいかに信用できるモノであり得るかと言うことだと思います。
改めて思うのは、読者の立場になれば当たり前にそうあって欲しいということなんですよね。不思議なモノで立場が変わると見えなくなってしまうんです。
- 不合格通知に対策の糸口が隠れている。
不合格通知の内容を何度も読み返して、その意味するところを徹底的に考えましょう。
アドセンス審査合格の記事を集めて対策を練ることを否定はしませんが、そのアドバイスが自分のブログや記事の改善にマッチしているかどうかは保わかりませんよね。
当たる場合もあるとは思いますが、自分のブログや自分の記事の事は自分の目と頭で徹底的に見返して、グーグルからの来た不合格理由の意味が具体的に何を意味しているのかを考え抜くべきだと思います。
それと競合のブログは徹底的に検証しましたね。
これはとても参考になります。
汗かかねばってことですね。
- その他、アドセンス申請に有利にはたらくであろうアクションを以下に記載しておきます。これはアドセンス審査の研究で様々な方のノウハウをメモしたものです。
私も審査に出す前にチェックリストとして活用させていただいてました。
アドセンス審査のチェックリスト
- 一つのテーマに特化すること
- オリジナルであること
- 人の役に立つ専門性があること
- ブログの企画と記事内容が読者の立場に寄り添っていること
- グーグルのポリシー・規約を守ること
- カテゴリーを絞り込むこと
- オーソリティ(権威性)について記載すること(プロフィール、運営者情報、記事内)
- コピー記事、類似記事でないこと
- 著作権侵害に抵触しないこと(画像はフリー素材かオリジナルを使用)
- 独自ドメインであること
- 10記事以上の記事を作成すること
- 記事の文字数は2000文字以上とすること
- プライバシーポリシーを設置すること
- お問い合わせフォームを設置すること
- グローバルメニューを設置すること
- プロフィールと運営者情報を設置すること
- レスポンシブ対応のテーマを使用すること
- 審査の際は他のアフィリエイトリンクや他社広告掲載しないこと
- 画像にAlt属性(代替テキスト)を設定すること「headに要素を追加」欄はアドセンス審査コードのみ貼り付けること
- 申請直後にサイドバーにアドセンス広告を設置すること
- Google Search Consoleを設定し記事がインデックスされているか確認しておくこと
- Google Search Consoleサイトマップの送信を審査前にしておくこと
私は申請の前に最終チェックを2回やってました。
参考
アドセンスの基本を勉強した時に役立った書籍も紹介しておきますね。
2018年の書籍ですがアドセンスの基本に特化するのであれば良かったです。
最新情報はやはりネットをおススメします。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ここまでアドセンス審査合格の体験をベースに、昨今のアドセンス審査のポイントについてお伝えしてきました。
それぞれの手順などは他の方の記事で細かく解説さてれおりますので、私の記事では大局的な流れとそれぞれの事象への対応の考え方を軸に解説させていただきました。
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