こちらは「知識ゼロから始めるWEBマーケティング」の連載1回目の記事です。
連載の概要はこちらをご覧ください。
今回のテーマは「今さら聞けない検索エンジンの基礎知識」です。
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
あなたはいきなりSEOなど専門的な分野から勉強を始めていませんか?
専門知識をインプットすることはとても良いことですが、果たしてそれって本当に理解できていますか?
何となく分かった気はするけど、実際のところはモヤっとしていませんか?
ですが、大丈夫です。
実は検索エンジンについて知識ゼロの初心者の方にわかりやすくレクチャーするプロの教育メソッドがあります。
この記事を読むことで検索エンジンの基礎知識とWEBマーケティングをする上で理解しておきたいポイントをかんたんに習得することができます。
なぜならこの記事は広告代理店のWEBマーケティングの教育プログラムを初心者向けに再編集し、専門家の監修を受けて、初心者にわかりやすい平易な文章で解説しているからです。
こちらで解説する内容は広告代理店のWEBマーケティング初心者研修や、クライアントのWEBマーケティング新任担当者研修などのカリキュラムとして活用され、成果を出してきました。
WEBマーケティングについて知識ゼロの段階から学びたい方はもちろん、実務でWEBマーケティングに関わる皆様にもお読みいただけるとうれしいです。
- この記事の進行キャラクター
- 記事の信頼性
- 記事で伝えたいこと
- 読者の声
- 検索エンジンとは
- 検索エンジンの歴史
- 検索アルゴリズム対策(SEO)の歴史
- 検索エンジンの仕組み
- 検索エンジンを上手に活用する方法
- 検索エンジンと上手に付き合っていくための方法
- まとめ
どうぞ、最後までご覧ください。
この記事の進行キャラクター
この連載の進行キャラクターです。
どうぞよろしくお願いいたします。
記事の信頼性
この記事は実務経験30年のベテランマーケターで、広告代理店のマーケティング部長を務め、現在はマーケティングサポート事業を経営している「ももとら」が執筆しています。
若手社員向けのマーケティング研修も担当してきましたので、初心者の方にもわかりやすくお伝えできると思います。
さらにこちらの記事はWEBマーケティングの専門家が監修および解説として参加します。WEBマーケターのウェブとらさんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
記事で伝えたいこと
- 検索エンジンの業界トレンドとサービスをわかりやすく解説します。
- 検索エンジンの機能と仕組みをわかりやすく解説します。
- 検索エンジンを上手に使いこなしたり、上手に付き合っていく方法をわかりやすく解説します。
読者の声
WEBマーケティング初心者のサイです。
検索エンジンについては何も知らずに無意識に使ってましたね。
これを機会にしっかり勉強したいと思います。
シカです。
自分も検索エンジンについてちょいちょい知ったかぶりしちゃってました。
WEBマーケターのウェブとらです。
皆さんにわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
検索エンジンとは
はじめに検索エンジンについてザクっと解説します。
検索エンジンはインターネット上に存在するWEBページや画像ファイルなどの情報を探すためのシステムです。
インターネットで調べ物をする時、スマホやPCを使って検索エンジンの検索窓にキーワードを入力する(通称、ググる)ことで、世界中の情報から自分が欲しい情報を瞬時に手に入れることができています。
現在の検索エンジンは高機能な検索ロボットと検索アルゴリズムでできています。
用語解説
- 検索ロボット
インターネット上にある世界中のWebサイト情報を自動的に収集して、ユーザーが検索したキーワードをもとに、収集した情報から適切だと判断されたものを検索結果として表示する仕組み。 - 検索アルゴリズム
検索アルゴリズムはGoogleやYahoo!などの検索エンジンに搭載されている「キーワードに対してどのような順番でWEBサイトを並べるか」を決定する仕組み(ロジック、基準、ルール)のことで、WEBサイトの表示順位を決定する役割を担っています。
現在、Googleの検索順位の決定に使われているアルゴリズムは200種類以上あると言われています。
検索エンジンの歴史
世界初の検索エンジン「Archie」
1990年に世界初の検索エンジン「Archie」が誕生。
クライアントサーバー型システムでファイル名での検索しか行えないものでした。
ディレクトリ型検索エンジンの誕生
1994年にディレクトリ型の検索エンジンが誕生。
ディレクトリ型は、人の手で様々なサイトを閲覧、選別、登録、分類して構築した検索システムで、1996年にスタートしたYahoo!Japanもディレクトリ型からスタートしました。
しかしWEBサイトが爆発的に増加したことで人力で登録や分類を行っていく運営は限界を迎えサービスを終了しました。
ロボット型検索エンジンの誕生
1996年にロボット型の検索エンジンが誕生します。
高機能なロボットがWEBサイトを巡回して情報を読み取り、登録することで膨大な数のWEBサイトを検索できるようになりました。
- ロボット型検索エンジン”BackRub”の誕生(1996年)
スタンフォード大学のLarry Page氏とSergey Brin氏がPageRankという新しいアルゴリズムを使った検索エンジン「BackRub」を開発。 - 検索エンジン”Google”の誕生(1997年)
BackrubをGoogleに名称変更し、今のGoogleが誕生しました。 - Google法人化「Google Inc.」誕生(1998年)
- 2000年にGoogleが日本へ上陸
Googleが日本法人を設立して日本語版のGoogleが登場。 - 2001年にYahoo!Japanが検索エンジンにGoogleを採用
2004年にYahoo!JapanはGoogleとの提携を解消し独自検索エンジンを採用するも、2010年にYahoo!がGoogleと提携したことにより、Yahoo!Japanは改めてGoogleを採用し現在に至る。
検索アルゴリズム対策(SEO)の歴史
続いて、検索アルゴリズム対策の歴史も見てみましょう。
検索アルゴリズム対策とは検索順位を上位表示させるための様々な手段と工夫を示しており、SEOと呼ばれます。
- 用語解説
SEO
Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略。和訳すると「検索エンジン最適化」で検索エンジンでサイトを上位表示させることを目的とした施策を示します。
1990年後半
当時は、検索結果の順位を上げるために隠しテキストと呼ばれる記事の内容とは関係のない検索キーワードを多く盛り込み、そのページを大量に作るなどの施策が行われていました。
2000年以降
2000年以降になると、Googleが参入し検索結果の評価基準にそのページのキーワード出現率と外部からのリンクをどのくらい受けているかという検索アルゴリズムが設けられました。そのため大量にリンクを貼っただけのサイトを作ることが横行し、ユーザーの意図とは異なる記事が表示されることが頻繁にありました。
そのときに行われた主なスパム行為
- コメントスパム
ブログのコメント欄などに自社サイトのリンクを大量に掲載する行為。 - リンクスパム
自分のサイトとは関係のないサイトとの相互リンクを大量に行う行為。 - ワードサラダ
外部リンクのサイトを自動生成テキストで作って大量な外部リンクを行う行為。
この自動生成プログラムがワードサラダです。 - リンクの購入
他のブログ運営者などに有償でリンクの設置を依頼して外部リンクを獲得する行為。
2010年以降
上記のような違反行為対策として、Googleが大規模アップデートを実施しました。
Googleは質の低いサイトが表示できなくなるよう検索アルゴリズムをアップデートしました。
- パンダアップデート
2011年に行なわれた質の低いコンテンツの検索順位を下げるアップデート。
具体的には、自動生成されたコンテンツ、品質の低い誘導ページ、無断複製されたコンテンツ、独自のコンテンツや付加価値のないアフィリエイトサイトの検索順位を下げるアップデート。 - ペンギンアップデート
2012年に行われたSEOスパムや不正なリンク構築で検索順位を上げようとしているサイトを上位表示できないようにしたアップデートです。 - ハミングバード
2013年に行われた、ユーザーが会話のような文脈で検索したときもその検索意図を理解して関連性の高いサイトを表示できるようにしたアップデートです。
検索エンジンが進化しつづける理由
ここで、なぜGoogleがアップデートをし続け、検索エンジンが進化し続けるのかについても解説します。
これはGoogleが掲げているGoogleの理念に基づいています。
Googleの理念
Googleの共同創業者でアルファベット社のCEOであるラリー・ペイジ氏は、
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである。」
と発言しており、Googleは現在の検索によるミスマッチを解消しようとしています。
Googleは1998年にスタートして以来、「ユーザーの利便性を高める」ことを掲げて様々なサービスや機能を開発し続けています。
さらに、「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること」という理念をもとにアップデートを続けています。
Google、すごいですね。
主な検索エンジン
主な検索エンジンとしては以下の4つを押さえておけば大丈夫です。
- Google
検索市場で最も高いシェアを占めている世界最大の検索エンジンです。
ユーザーファーストの視点から検索エンジンを運営しているため、利用者は自身の検索意図に沿った情報をストレスフリーで手に入れることができます。 - Yahoo!
世界3位のシェアを占めており、日本ではGoogleの次に利用者数が多い検索エンジンです。
Yahoo!の検索エンジンシステムはGoogleの検索エンジンシステムがベースになっています。またYahoo!は検索画面にニュースやオンラインショッピング、ゲームなど様々な人気の高いサービスを一つのサイト内で展開していることが特長です。 - Bing
BingはMicrosoft社が提供する検索エンジンで、世界2位のシェアを占めており、主にアメリカを中心に利用されています。 - Baidu
世界でGoogle、Bing 、Yahoo!に次ぐシェアを占める中国製の検索エンジンです。
日本の検索エンジンシェアを見てみましょう。
PCはGoogle が 77%、Yahoo! が 14%、Bing が 8% です。
引用元: Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
スマホはGoogle が 75%、Yahoo! が 25%です。
引用元: Mobile Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
ちなみに海外の状況も紹介します。
- アメリカ
Google : 88%、Bing : 6%、Yahoo! : 3%
引用元: Search Engine Market Share United States Of America | StatCounter Global Stats- ヨーロッパ
Google : 93%、 bing:3%、YANDEX RU:1%
引用元: Search Engine Market Share Europe | StatCounter Global Stats- 中国
百度(Baidu): 73%、捜狗(Sogou):17%、Google:3%
引用元: Search Engine Market Share China | StatCounter Global Stats- 韓国
Google : 80%、Naver : 13%、Bing : 3%
引用元: Search Engine Market Share Republic Of Korea | StatCounter Global Stats
やっぱりGoogleはすごいですね。
検索エンジンの仕組み
続いて、検索エンジンがどのような仕組みで機能しているのかについて解説します。
検索エンジンは、クローラー(WEBページ情報の収集)➡インデックス(WEBページ情報の分類と索引付け➡サーチャー(検索アルゴリズムによるWEBページ情報と検索キーワードの関連性の優先順位付)➡ユーザーの検索意図にマッチした検索結果を提供するという流れでできています。
この流れを下のチャートにまとめましたのでご覧ください。
それではこの流れに照らし合わせて検索エンジンの仕組みを詳しく解説していきます。
クローラー
インターネットには膨大な数のWEBページがあり、コンテンツや情報が溢れています。
クローラーはこのインターネット上に公開されているWEB情報を収集する役割を担っている検索エンジンのプログラムです。
クローラーは毎日絶え間なくインターネットを巡回し、ページの外部リンクや内部リンクを隅々を辿りながら世界中のWEBページを訪れ、そこで収集しWEB情報を検索エンジンに伝えています。
ちなみにクローラーのネーミングの由来は、「インターネット上を這うようにして情報を集める」というところから、這って動く昆虫をイメージして名付けられたという逸話があります。
インデックス
インデックスはクローラーがインターネットを巡回して集めてきたWEBページ情報を検索エンジンの巨大なデータベースに登録します。
このデータベースは検索エンジンが検索結果を出すための元データとなります。
検索エンジンは膨大な自作のデータベースを構築してあらゆるWEB情報のデータを蓄積しており、ユーザーが検索した時にそのデータベースから必要な情報を瞬時に探し出し、ユーザーの検索意図にマッチした適切なページを提供しています。
インデックスする情報(例)
- WEBページのタイトル
- 本文
- 投稿日時・更新日時
- カテゴリ
- タグ
- 検索時の説明文
- アイキャッチ画像
- 著者名 その他
サーチャー
サーチャーは検索エンジンのデータベースに蓄積されているWEB情報から検索キーワードと関連性の高いWEBページに優先順位を付け、インデックスされたWEB情報をユーザーが求めている情報にピッタリとマッチするように整えます。
これは検索エンジンごとの検索アルゴリズムに従って、検索キーワードにふさわしいWEBページ情報を選び出し、そのWEBページ情報をランキング付けしていきます。
これはスコアリングとも呼ばれます。
ちなみにGoogleはその検索順位を決定するために200以上の検索アルゴリズムを活用していると言われています。
このランキング付けの精度が検索エンジンのクオリティを決定していると言っても過言ではありません。
検索アルゴリズムをもう少し詳しく解説
検索アルゴリズムは検索エンジンで活用されている「検索キーワードに対してどのような優先順位でWEBページを表示させるか」を決定するロジックであると解説しましたが、これだけだと何かモヤっとしてしまいますよね。
確かモヤっとしています。
もう少し踏み込んで解説しましょう。
たとえば、Googleの検索アルゴリズムは数百個にも及ぶとされている「ランキングシグナル」という順位を決定するためのルールや基準などによって構成されていると言われています。設定されている様々なルールや基準などが複雑に作用して検索順位は決定されるわけです。
このランキングシグナルのどれを重要視するかなどの調整は毎日行われており、その調整内容は一切明かされていません。
一般的にこういったランキングシグナルがあるだろうと言われているものを紹介します。
- WEBページのタイトルにどのようなキーワードが含まれているか
WEBページ本文の内容がコピーされたものだったり、コンテンツとして品質の低いものではないか? - スマートフォンに最適化されているか
- コンテンツが表示されるまでの速度は遅過ぎないか
などなど。
これらはGoogleから発表があったり、Googleの公式ガイドラインに記載されていたりすることもありますが、ほとんどは公表されていません。
検索エンジンを上手に活用する方法
ここまで検索エンジンの概要や仕組みについて解説してきました。
ここからは検索エンジンと上手く付き合っていくための方法をかんたんに解説していきます。
上手く付き合うって、ただ検索窓にキーワードを入れるだけですよね?
ここでは検索の3つ基本的な方法と5つのコツを紹介しましょう。
検索がより一層はかどりますよ。
検索方法3つ基本
インターネット上には膨大なWEB情報が溢れていますので、たった一つのキーワードだけはスムーズに狙ったWEB情報にリーチすることができない場合があります。
ここでは以下の3つの検索方法を解説します。
- AND(アンド)検索
たとえば「キーワードA」と「キーワードB」の両方のキーワードを含んだWEBページを絞り込んで検索したい時に活用します。
➡「キーワードA」と「キーワードB」の間に「半角スペース」を入れます。 - OR(オア)検索
「キーワードA」と「キーワードB」どちらかのキーワードを含んだWEBページを検索したい時に活用します。
➡「キーワードA」と「キーワードB」の間に「半角スペース」「大文字でOR」「半角スペース」を入れます。 - -(マイナス)検索
「キーワードB」を含ずに「キーワードA」だけを含むWEBページを検索したい時に活用します。
➡「キーワードB」を除外して「キーワードA」だけを含むWEBページを検索したい場合は「キーワードA -キーワードB」と入力し、削除したいキーワードの前に「半角スペース」と「-」を入れます。
検索方法5つのコツ
- 調べたいことを単語や名詞で検索すると狙った結果に早くたどり着く
検索窓に調べたいことを打ち込む時、キーワードで打ち込む場合と、文章で打ち込む場合があると思います。
どちらが良い悪いではありませんが、キーワード(単語で区切る、名詞を入力する)
で検索した方が狙った検索結果に早くリーチしやすいと言われています。
その理由は、文章で検索をかけた場合、あなたが入力した文章に使用されている名詞以外の言葉(接続詞、動詞、修飾語など)と目的のサイトにある文章に使用されている名詞以外の言葉が必ずしも一致するとは限らないからです。
➡検索ワードを単語に分けましょう。
(例)〇〇病院の駐車場の入り方を知りたい。⇨〇〇病院 駐車場 入り方 - あえて文章で検索したい場合の検索指定方法
あえて文章やセンテンスを入力して検索したい場合、Googleが検索ワードを自動認識して自動で単語に分割してくれることがありますが、単語を分割せず文章そのままの形態で検索して欲しい場合は引用符を文章の前後に付けます。
➡「”検索したい文章”」 - 日時や期間を指定して検索をしたい場合の検索指定方法
検索窓の下部にある「ツール」メニューから時間や期間を指定して検索することが出来ます。
アップデートが早い速報のニュースなどのタイムリーな情報や、ある特定の期間に更新されたWEBページを絞り込んで検索したい場合に活用します。
➡検索窓の下部にある「ツール」→「期間指定なし▼」→プルダウンで「期間を指定」を選択 - 画像検索でライセンスフリーなどの条件を付けて検索したい場合の検索指定方法
画像検索の検索窓の下部にある「ツール」メニューから条件を指定して検索することが出来ます。
サイズ、色、種類、時間、ライセンスなどでWEBページを絞り込んで検索したい場合に活用します。
➡検索窓の下部にある「ツール」→サイズ、色、種類、時間、ライセンスの各指定条件→プルダウンで希望条件を選択
画像検索ではさらに条件指定が豊富になります。画像の大きさ,色,種類(写真なのかイラストなのか等),ライセンスなどの条件を付けて検索することが出来ます。
特に資料作成などで役に立つのがライセンスによる条件指定です。
ロイヤリティーフリーの画像を探すのに役立ちます。 - 特定のWEBサイトに絞り込んで検索したい場合の検索指定方法
➡検索窓に「site:調べたいWEBサイトのURL」と入力することで、その調べたいWEBサイトに限定した検索ができます。
検索エンジンと上手に付き合っていくための方法
ここからはGoogle検索で自分のWEBページを上位表示させてビジネスやコミュニケーションに役立てるための方法をかんたんに解説します。
このお話は一歩足を踏み入れるととても奥が深くその領域も膨大となるので、ここでは基本的な内容に限定して解説していきます。
専門的なお話はまた別記事でリリースした際にリンクさせていただきます。
Google検索の上位表示とは
Google検索の上位表示とはGoogleの検索結果の1ページ目の上位にWEBサイトが表示されることを示します。
一般的に検索エンジンユーザーの約8割が検索結果の1ページ目まで、残りの2割が2~3ページ目まで閲覧すると言われています。
そのため自分のWEBページがより多くのユーザーに閲覧させるには、Google検索の1ページ目の上位にWEBパージが表示されるように対策する必要があります。
Google検索の上位に表示させる対策
対策① Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」を理解する
まずはじめにGoogleが上位表示のヒントとして公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」を読みましょう。
- 用語解説
SEO
SEOはSearch Engine Optimization の略語でWEBサイトの内容を検索エンジンに正しく伝え、オーガニック検索(自然検索)の検索結果において多くのキーワードで上位表示させ、サイトの露出を狙うための対策です。
日本語では「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。
対策② ユーザーのニーズに応える高品質なWEBページを作る
Googleは有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。
ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードへの最適解となるWEBページをGoogleは上位に表示させようとしています。
そのためWEBサイトを作る際はユーザーのニーズや検索意図を分析し、それの最適解となる内容のWEBページを作る必要があります。
具体的には、検索キーワードに対してユーザーが満足するアンサーをWEBページで用意するということです。
ユーザーが満足するアンサーをWEBページで用意する方法
Googleは「E-A-T」推奨しています。
「E-A-T」とは、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取った略語で、ユーザーが満足できる検索結果を提供するために使用されると想定されている指標です。
- Expertise(専門性)
WEBページが一つの内容に特化しているかという指標です。 - Authoritativeness(権威性)
どんな人が見てもその内容が正しく適切と認識されるという視点で、特定の分野で信頼があり一定の地位を獲得していることや、広く信用されるだけの実績や根拠などがあるものかどうかという指標です。 - Trustworthiness(信頼性)
作成したページのオリジナル性が高くコピーコンテンツではないことや、WEBページの運営者情報やプライバシーポリシーなどが記載されていることなど、サイトを閲覧したユーザーの不安を軽減させているかどうかという指標です。
対策③ ユーザビリティが高いWEBサイトを作成する
ユーザビリティとはWEBサイトの利便性を示しています。
ユーザーがどのページから訪問しても、閲覧したいWEBページにストレスなく辿り着けるようなナビゲーションやリンクが設置されているとか、PC、スマートフォン、タブレットなどの多様なデバイスで快適に閲覧できるとか、コンテンツの表示速度がユーザーにとって快適であることなどが挙げられます。
対策④ クローラーに対応する
ユーザーのニーズを満たすWEBページを用意してもクローラーに正しく認識されないと上位表示はされません。
具体的には、クローラーがWEBページ内容を理解しやすいようなテキストで構築にしたり、内部リンクなどを設置してサイト内の回遊性を向上させたりすることが有効と言われています。
あわせて、こちらからWEBページの存在をクローラーに知らせるために、GoogleサーチコンソールのURL検査を通してWEBページのインデックス化をリクエストしたりXMLサイトマップを設置する方法などがあります。
これらの具体的な方法は別の記事で紹介させていただきます。
まとめ
今回は検索エンジンをテーマとして、その概要、歴史、業界動向、機能と仕組み、上手は使い方や付き合い方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
盛りだくさんでしたね。
とても勉強になりました。
検索エンジンの使い方もグッとプロっぽく変わりますね。
検索エンジンについてもっと深く学びたい方におすすめの書籍を紹介します。
どうしたら世界中のWEBページから一瞬で検索できるのか?
なぜキーワードを打ち込むだけで的確なページを見つけ出せるのか?
日頃から検索エンジンを使っている人の素朴な疑問に答える、第一線の開発者が書いた深くて易しくて面白い検索エンジンの解説書です。
Googleの仕組みやシステムについて技術面から学生をはじめ初学者の方々にもわかりやすく解説しています。検索エンジンの仕組みについてもっと掘り下げたい方やうんちくを仕入れたいと言う方におすすめです。
さっく買って読んでみます。
次の記事ではWEBマーケティングの個別施策をひとつひとつ紐解いていきます。
SEOお願いします!!
承知しました。
楽しくわかりやすく勉強していきましょう。
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