こちらは「知識ゼロから始めるWEBマーケティング」の連載5回目の記事です。
連載の概要はこちらの記事でご確認ください。
今回のテーマは「アフィリエイト広告の基礎知識」です。
初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
さて、昨今は広告主としてWEBマーケティングを推進する時はもちろん、個人のお小遣い稼ぎや副業などでアフィリエイト広告を活用する場面が増えてきています。
読者のみなさんはアフィリエイト広告についてご理解されていますか?
まぁ、知ってはいますけど、、、突っ込んで聞かれたりすると言葉に詰まっちゃますね(笑)
アフィリエイト広告はある意味専門性が高い広告でもあるので、イマイチよく分からないという方もいらっしゃういますね。
ですが、大丈夫です。
この記事を読めば初心者の方でもアフィリエイト広告についてすんなり理解することができます。
なぜならこの記事は広告代理店のWEBマーケティングセクションの教育プログラムを専門家の監修を受けて初心者向けに再編集したものだからです。
また、この内容は広告代理店のWEBマーケティング初心者研修や、クライアントのWEBマーケティング新任担当者研修などのカリキュラムとして活用されて成果を出してきたものです。
専門用語も丁寧に解説していますので、この記事を読めばどなたでもアフィリエイト広告の基礎について理解できます。
どうぞ、最後までご覧ください。
- この記事の進行キャラクター
- 記事の信頼性
- 記事で伝えたいこと
- 読者の声
- アフィリエイト広告とは
- アフィリエイト広告の仕組み
- アフィリエイト広告の掲載メディア
- アフィリエイト広告の種類
- アフィリエイト広告の表示形式
- アフィリエイト広告のメリット・デメリット
- 【アフィリエイター向け】おすすめASP
- 【広告主向け】アフィリエイト広告出稿の運用について
- まとめ
この記事の進行キャラクター
この連載の進行キャラクターです。
どうぞよろしくお願いいたします。
記事の信頼性
この記事は実務経験30年のベテランマーケターで、広告代理店のマーケティング部長を務め、現在はマーケティングサポート事業を経営している「ももとら」が執筆しています。
若手社員向けのマーケティング研修も担当してきましたので、初心者の方にもわかりやすくお伝えできると思います。
こちらの記事はWEBマーケティングの専門家が監修および解説として参加します。
WEBマーケターのウェブとらさんです。
どうぞよろしくお願いします。
記事で伝えたいこと
この記事ではアフィリエイト広告の出稿を検討されている広告主の方と、アフィリエイト広告を活用してビジネスや副業に取り組まれているアフィリエイターの方の両方に対して、必要なことを分かりやすく解説していきます。
- アフィリエイト広告の概要や位置づけなどをわかりやすく解説します。
- アフィリエイト広告の種類や仕組みをわかりやすく解説します。
- アフィリエイト広告の具体的な取り組み方をわかりやすく解説します。
読者の声
WEBマーケティング初心者のサイです。
先日、自社商品のPRプランにアフィリエイト広告を入れろと指示を受けたのですが、さっぱりわかりません。
アフィリエイト広告について教えてくだサイ!!
サイ君と一緒に仕事をしているマーケティング起業家のシカです。
ここだけの話ですが、自分もアフィリエイトを考えていて情報を集めています。
アフィリエイトの基礎的なところから教えてもらえるとうれしいです。
シカさんもアフィリエイトやるんですか(笑)
WEBマーケターのウェブとらです。
皆さんそれぞれにわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
アフィリエイト広告とは
まず最初にアフィリエイト広告の定義について解説します。
アフィリエイト広告はWEB広告の種類のひとつで成果報酬型広告とも呼ばれます。
アフィリエイト広告はアフィリエイターが運営しているWEBサイト、ブログなどに広告リンクとして設置されます。
ユーザーがその広告リンクを経由して商品やサービスを購入するなどして広告主の定める成果(よくコンバージョンと呼ばれます)につながった場合に、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を介してアフィリエイターに報酬が支払われます。
アフィリエイト広告の仕組み
アフィリエイト広告の定義を仕組みとして図解しました。
下のチャートをご覧ください。
アフィリエイト広告は以下の4つのプレイヤーで成り立っています。
- 広告主
- ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)
※アフィリエイト・サービス・プロバイダは広告主とアフィリエーターを仲介してアフィリエイト広告(成果報酬型インターネット広告)を配信する広告配信事業者を示します。 - アフィリエーター(ASPメディア会員)
※アフィリエイターはアフィリエイト広告を自分が運営するWEBサイト、ブログなどのメディアで紹介し成果報酬を得ている個人と法人を示します。 - ユーザー
それではアフィリエイトの仕組みを詳しく解説します。
最初にASPの提案を受けた広告主がASPに広告出稿を依頼します。
次にASPのメディア会員であるアフィリエイターが自分の運営しているメディアにマッチする商材を選び、メディアに広告リンクを掲載します。
広告リンクを経由してユーザーが商品を購入するなど、広告主の成果条件を達成した際に成果報酬が発生します。
成果報酬の支払いはASPが実施します。
アフィリエイト広告の掲載メディア
ブログ
アフィリエイト広告はブログが最も一般的な掲載メディアです。
ASP経由でアフィリエイト広告をブログに掲載します。
ブログの記事ではアフィリエイト広告の対象商品がおすすめ商品として紹介されたり、レビュー記事で商品の使用感やメリット・デメリットが解説されたりします。
商品とブログのターゲットや内容がマッチしていれば成果が出やすくなります。
YouTube
アフィリエイト広告はYouTubeでも掲載できます。
YouTube動画の中で商品を紹介して概要欄などにアフィリエイト広告のリンクを掲載します。
動画でアピールできるため訴求力が高いです。
サイトアフィリエイト
サイトアフィリエイトは、アフィリエイターが持つアフィリエイト専用WEBサイトを使って行なう手法です。ぺラサイトなどがあります。
アフィリエイト広告の種類
成果報酬型
ユーザーがWEBサイトやブログを経由して商品の購入などの広告主の定める成果を達成した場合にその成果に応じて報酬が発生する形態の広告です。
広告主の定める成果は様々な形態があります。
- 商品購入
- サービス契約
- 会員登録
- 資料請求
- 無料体験申込 他
クリック型
ユーザーがWEBサイトやブログで広告リンクをクリックした場合に報酬が発生する形態の広告です。
インプレッション型
WEBサイトやブログで広告が表示された際に報酬が発生する形態の広告です。
固定報酬型
広告主が有名インフルエンサーなど一定の影響力を持つアフィリエイターと個別に契約を取り交して広告掲載を実施する形態の広告です。
通称「企業案件」と呼ばれています。
アフィリエイト広告の表示形式
アフィリエイト広告の主な表示形式について解説します。
テキスト広告
テキスト形式の広告リンクです。
広告を掲載しているWEBサイトの記事中に自然な形で広告リンクを挿入することができるので、ユーザーに広告としての違和感を与えにくいというメリットがあります。
テキスト内容を一定の範囲で自由に変更できる広告もあるので記事内容にあわせた広告掲載をすることができます。
バナー広告
画像の広告リンクです。
画像にすることで広告の情報訴求力を高めることができ、ユーザーに対して商品イメージを効果的に印象付けることができます。
アフィリエイト広告のメリット・デメリット
広告主から見たアフィリエイト広告のメリット
- 費用対効果が高い
- ASPと契約した成果条件を達成したものにだけ広告費を支払うため費用対効果がとても明確で無駄がありません。
- WEB上で認知を拡大できる
- アフィリエイト広告を出稿によって様々なWEBサイトやブログで商品が紹介され、WEB上のブランド露出を高め、認知拡大を促進することができます。
- 初期費用が安くて運用が手軽
- ASPのシステムを利用して広告配信を実施するため、無駄な運用コストがかからず、複雑な運用の手間もないので手軽に始めることができます。費用の相場については後述いたします。
広告主から見たアフィリエイト広告のデメリット
- 成果保証や補填はありません。
- 成果が何も無い場合も初期費用・月額費用が必要になります。
メリットとデメリットを比較してお分かりの通り、広告主として考えるとアフィリエイト広告はメリットの方が大きいです。
まずはミニマムの広告出稿で試してみて、その成果をベースに出稿規模を拡大していくと良いと思います。
アフィリエイターから見たアフィリエイト広告のメリット
- PCとネット環境があれば手軽に始められます。
- 自分の好きなことの情報を発信して報酬が得られます。
- 軌道に乗れば不労所得のように報酬が発生し、やり方次第で一カ月に数万~数十万を超える報酬を継続して得られます。
- ネットビジネスやWEBマーケティングなどの知識を習得することができます。
- 失敗しても損失が小さいです。
- 豊富な商品やサービスのラインナップがあり、取り扱う広告商材を自由に選べます。(審査はあります。)
- 広告素材を制作する必要がありません。
- ASPのシステムを利用できるので広告掲載などの運用や成果把握などのPDCAが無料かつ手軽に実施できます。
- 資産価値のあるWEBサイトやブログは相応の価格で売れる可能性もあります。
ちなみにWEBサイトやブログのM&Aサービスもありますので紹介しておきます。
億り人を目指すぞ!!
まだブログ持ってないでしょ(笑)
アフィリエイターから見たアフィリエイト広告のデメリット
- 報酬を得るまでにはおよそ年単位の時間が必要と言われています。
- アフィリエイトの運用が軌道に乗るまではWEBサイトの構築や記事制作などを学習し、膨大な作業をこなす必要があります。
- 無料ブログではアフィリエイト広告の運用はできないため、サーバーやドメインなどのある程度の初期コストが発生します。
ちなみにブログの開設から記事制作を代行してくれるサービスがありますので紹介しておきます。
へぇ~これ良いね♪
・・・。
アフィリエイト広告のメリット・デメリットを広告主とアフィリエイターの両方の視点で解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
まさに実力主義ってことですね。
上手やれれば儲かりますね。
【アフィリエイター向け】おすすめASP
ここからはアフィリエイター向けにおすすめのASPを3つ紹介していきます。
下の一覧表をご覧ください。
A8.net
- A8.netは最大手のASPです。
- 商材をオールジャンルから選ぶことができ、広告が豊富にあります。
A8.netの広告ジャンル一覧
総合通販、健康、美容、グルメ・食品、ファッション、旅行、金融・投資・保 険、不動産・引越、仕事情報、学び・資格、暮らし、WEBサービス、インターネット接続サービス、エンタメ、ギフト、スポーツ・趣味、結婚・恋愛 - 管理ページが使いやすい。
- 報酬の最低支払額が1,000円からで便利です。
- 自己アフィリエイト(セルフバック)が豊富です。
A8.netは幅広いジャンルで案件豊富にあるので、アフィリエイト初心者から上級者まですべてのユーザーにおすすめできます。
もしもアフィリエイト
- W報酬制度採用で12%のボーナス報酬があります。
- もしもアフィリエイトは業界で初めてW報酬制度を採用し、通常報酬に加えて12%のボーナス報酬が追加で支払われます。
- 他のASPと同じ条件の案件であれば、もしもアフィリエイトのW報酬制度を活用することで収益を効率的にアップすることができます。
- Amazonアソシエイトの審査に通りやすいです。
Amazonアフィリエイトの審査は直接Amazonに申し込むよりも、もしもアフィリエイト経由で申し込んだ方が通りやすいです。私ももしもアフィリエイト経由で一発でAmazonアソシエイトの審査に通りました。 - 楽天市場やYahooショッピングも取り扱えます。
もしもアフィリエイトは会員登録の段階で楽天市場やYahooショッピングとの提携が完了するため、登録してすぐにブログに商品の広告リンクを設置することが可能になります。 - 自己アフィリエイト(セルフバック)が豊富です。
もしもアフィリエイトはブログ初心者や物販アフィリエイトをやりたい方、Amazonアソシエイトの審査に落ちてしまった方におすすめです。
バリューコマース
- バリューコマースは日本のアフィリエイトのパイオニア的な老舗的ASPです。
- 契約者ランクでさらに高単価を狙えます。
- 契約者ランクに応じた特典が付与されます。
- 具体的には契約者ランクが上がるごとに報酬が高単価になります。
- Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazonなどの物販にも強いです。
- 自己アフィリエイト(セルフバック)が豊富です。
バリューコマースはYahoo!系列ということもあり物販系の広告を扱うブロガーに向いています。
特にYahoo!ショッピングはポイント還元率が高く、PayPayユーザー+SoftBankユーザー+Yahoo!プレミアム会員などの条件をクリアすると商品代金の最大25%がTポイントやPayPayボーナスでバックされる商品も用意されています。
PayPay祭りなどのポイント高額還元のタイミングで多くの成約が発生することがありますので、物販ブロガーの方は戦略的に活用されることをおすすめします。
アフィリエイトで広告選びは非常に重要です。
機会損失しないためにもこのおすすめ3つのASPは全部登録しておくと良いでしょう。
ま、無料ですしね(笑)
以下におすすめのASPの問い合わせリンクを用意してあります。
A8netのメディア会員登録はこちら☟
もしもアフィリエイトのメディア会員登録はこちら☟
バリューコマースのメディア会員登録はこちら☟
【広告主向け】アフィリエイト広告出稿の運用について
こちらは広告主の方向けに具体的なアフィリエイト広告の運用について解説します。
アフィリエイト広告出稿の準備
- アフィリエイト広告の出稿を開始にあたってASPの登録をします。
- 登録後にASPの審査があります。
- 審査通過後に広告素材を準備します。
主に広告素材を制作するための商品の画像やキャッチコピーなどのテキスト素材が必要になります。
上記はASPがフォローしてくれますのでASPのアドバイスを有効に活用していけば問題なく進行します。
アフィリエイト広告の出稿費用
- 初期設定費用
- 基本プラン費用
- 成果報酬費用
- 手数料
アフィリエイト広告の報酬の相場について解説します。
費用はASPによりますが、初期費用は大体5万円ぐらいで月額費用は3~5万円ほどです。
成果報酬費用の単価は商品や市場環境に応じて決定していきますが、数百円から1万円以上になることもあります。
成果報酬の手数料は報酬額の30%ほどが相場となっています。
クリック課金型の相場は1~20円ほどです。
詳しい情報が欲しい方は下記のバナーからお問い合わせください。
A8netの広告出稿はこちら☟
もしもアフィリエイトの広告出稿はこちら☟
そうですね。まずは情報収集してみます!!
まとめ
ここまでアフィリエイト広告について、その概要や位置づけ、その種類や仕組み、そして具体的な取り組み方などについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
今まで漠然としていましたが、広告主としてアフィリエイト広告の検討について何から始めればよいのかが具体的にわかりました。
私もアフィリエイト事業を始めるためのヒントをいただきました。
シカさん、、、それが目的だったんですか?
最後にアフィリエイト広告についてもっと踏み込んで学びたいという方向けに、おすすめの書籍をいくつか紹介したいと思います。
こちらの書籍の著者は大手上場ASPに勤務していた方で、実際にアフィリエイト広告を運営してきた経験をベースに「アフィリエイト広告とは」「アフィリエイト広告の始め方」そして「高額報酬の裏側」などを元ASP社員独自の視点で解説しています。
アフィリエイターの方はもちろん、アフィリエイト広告を活用したい広告主の方にとってもリアリティがある有益な情報だと思います。
こちらは上記の書籍と同じ著者が書いた、広告主向けのアフィリエイト広告運用の指南書となります。「アフィリエイト広告を出稿したいけどどういう手順でやればいいかわからない」「アフィリエイト広告を出稿しているけれど全く効果が上がらない」「ASPの担当者が全く動いてくれない」などの事例の生の対策を紹介しています。
アフィリエイト広告を運用するためにはコツを学べる一冊となっています。
さっく買って読んでみますね。
私も♪
次回はアフィリエイトの流れでブログなどのアフィリエイトメディア制作について解説したいと思います。
どうぞお楽しみ。
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