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ターゲティング6つのテンプレートラインナップ【マーケティング】

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ターゲティング6つのテンプレートラインナップアイキャッチ画像

こちらは「【連載企画】実務に役立つマーケティングテンプレート特集」の9回目の記事です。

連載企画の概要はこちらをご覧ください。

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今回は「ターゲティングの6つのテンプレートラインナップ」です。
マーケティングやプロモーションの企画書に必ず登場してくるターゲティング。
この記事ではターゲティングをズバッとわかりやすく説明することができるテンプレートについて6つのラインナップを紹介します。

マーケティング起業家のシカさん、
プレゼンテーションなどのターゲティングの説明で何か工夫されていることはありますか?

う~ん。
どうでしょう?
淡々とやってますけど・・・。

いつも同じフォーマットでマンネリしているなんてことはありませんか?

そう言えば、ちょっと飽きられている感もありますね・・・。

でも大丈夫です。
実はターゲティングの見せ方って、皆さんが思っている以上にたくさんありまして、それをうまく使い分ければプレゼンテーションのパフォーマンスがかなりアップするんです。
プランニングのジャンルやテーマは多種多様ですからターゲティングのドキュメントに求められる役割も様々になります。
その役割に適したターゲティングのテンプレートを選択して活用することで、あなたのプレゼンテーションの印象が格段に良くなります。
さらにテンプレートのラインナップを複数持っておくことで、プランニングに幅を出て、どんなジャンルやテーマのプランニングの依頼が来てもすんなり対応できるようになります。
それを実現するのが今回ご紹介する6つのターゲティングのテンプレートラインナップです。

このテンプレートは広告代理店のマーケティングセクションで培われたノウハウが凝縮されており、そのクオリティ、汎用性、使い勝手のすべてにおいてとても完成度が高いものなのです。
起業してご自身のビジネスを仕掛けようとしている方にも、副業で企画書を依頼されている方にも、そして会社員の方にも、きっと皆さんのお役に立てると思います。

どうぞ最後までご覧ください。

この記事の進行キャラクター

今回もいつものキャラクターで楽しく進行していきます。

進行キャラクター解説画像

どうぞよろしくお願いします。

記事の信頼性

この記事は実務経験30年のベテランマーケターで、広告代理店のマーケティング部長を経験し、現在はマーケティングサポート事業を経営している「ももとら」が執筆しています。

筆者解説画像
数々のマーケティング研修を担当してきましたので、初心者の方にもわかりやすくお伝えできると思います。

読者の声

ご指摘の通り、企画書のライティングがマンネリ化してきているシカです。
ターゲティングのテンプレート、ぜひ教えてください。

サイです。
確かに少々マンネリ化してきてますね(笑)。
僕も勉強して副業に役立てたいんでよろしくお願いします。

承知しました。
皆さんのご要望にお応えします。
どうぞ最後までご覧ください。

この記事でわかること

マーケティングやプロモーションなど、様々なジャンルやテーマの企画書に活用できるターゲティングのテンプレートのラインナップを6個まとめて紹介します。
それぞれのテンプレートの作成方法や活用方法のコツについてもわかりやすく解説します。

プラスαのおまけもありますよ。

この記事のメリット

  • メリット①
    6個のターゲティングのテンプレートを自在に活用することでプランニングの幅が拡がります。
  • メリット②
    テンプレートの使い方を習得することでプランニングの効率がアップします。
  • メリット③
    プランニングのジャンルやテーマにマッチしたターゲティングのテンプレートを選択することでプランニングのクオリティがアップします。
  • メリット④
    テンプレートを打ち合わせや資料作成などに活用していくことで、より論理的でクリエーティブなマーケティングを展開できるようになり一目置かれます。

ターゲティングについて

まずターゲティングについておさらいしましょう。
下のチャートをご覧ください。

ターゲティングのおさらい解説画像

これってSTPのフレームワークですよね。
市場をセグメント(細分化)して、セグメントした市場からターゲットになるユーザーを選び出してマーケティングを仕掛けていくという話ですね。

ご明察です♪

かんたんに言うと、ターゲティングはマーケティング資源を投下するユーザーを性年齢や趣味嗜好などの属性で絞り込むことです。
ターゲティングは効果的かつ効率的なマーケティングをするために必要不可欠なフレームワークで、マーケターの皆さんの腕の見せどころです。
ターゲティングは以下の記事でも詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

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ターゲティング6つのテンプレートラインナップ

それではターゲティングの6つのテンプレートを解説します。
まずは全体像をご理解いただくため下のチャートをご覧ください。
チャートでは企画書などで役立つ6つのテンプレートを紹介しています。

ターゲティング6つのテンプレートラインナップ解説画像
それではひとつづつ解説していきましょう。

テンプレート① ピラミッド

ターゲティングテンプレートピラミッド解説画像

あ~、これね。
よく使っています。

これは最もポピュラーなテンプレートです。
ピラミッドの上からプライマリーターゲット、セカンダリーターゲットと配置します。
ターゲットの呼び方はメインターゲット、サブターゲットとか、1stターゲット、2ndターゲットなど、プレゼンテーションの相手に馴染みやすい名称を選択してください。

マーケティングで良く使われる数の数え方についてはこちらの記事をあわせてご覧ください。

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ピラミッドの横には属性、出現ボリューム、ペルソナ情報などを掲載し、ターゲットを具体的にイメージできるようにしてください。

  • メリット
    誰でも一度は見たことや使ったことがあるテンプレートなので、誰に対しても馴染みやすく、わかりやすい印象を与えることができます。
  • デメリット
    ポピュラーである反面、ありきたりな印象もあわせ持ち、新規性が感られないというデメリットがあります。
    また、ピラミッドの図形の構造上、プライマリーターゲットが一番小さくなるので、スクリーンで投影してプレゼンテーションをする場合などでは、プライマリーターゲットを強く打ち出せないということもあります。

テンプレート② スライド

ターゲティングテンプレートスライド解説画像

これ見たことあります。
テクニカルな感じですね。

こちらのスライドは技術系やIT系などのプレゼンテーションで良く活用されています。
掲載するターゲットの数が多くなる場合にピラミッドを使うとドキュメントが細かくなって、フォントの級数も小さくなってしまいます。
そんな時はこのスライドを活用すると、シンプルな構成かつ大きなフォント級数で表現することができます。
スライドの上からプライマリーターゲット、セカンダリーターゲットと配置します。
スライドの横には属性、出現ボリューム、ペルソナ情報などを掲載し、ターゲットを具体的にイメージできるようにしてください。

  • メリット
    ターゲットの数が4つ以上になる場合などドキュメントの情報量が多くなる時に、シンプルかつスタイリッシュな表現でわかりやすく説明することができます。
    スライドの形状が画一的で面積が大きいので、フォントの級数を大きくすることができ、読みやすいドキュメントを作成することができます。
  • デメリット
    スライドの形状が画一的であるため、ターゲットの出現率などのボリュームを表現することに適していません。

テンプレート③ パネル&ブロック

ターゲティングテンプレートパネル解説画像
こちらはパネル形式のターゲティングテンプレートです。
調査報告書などでよく登場します。

そう言えばクラスター分析とかで見たことありますね。

ターゲットの位置関係が複雑な場合など、上下の一軸で整理しにくくなった時に活用するとスマートに表現できます。
上のサンプルでは二軸のテーブル上にターゲットの属性を記載したパネルを配置しています。
ターゲットの情報はすべてパネルの中に盛り込むことができ、パネルのそれぞれの位置関係を視覚的に表現することができます。

  • メリット
    ターゲットの位置関係をわかりやすく表現することができます。
    シンプルでグラフィカルな印象を与えるので、ターゲット構造が複雑な時などに話を単純化する際は威力を発揮します。
  • デメリット
    こちらはある程度専門的なジャンルで活用される事が多いため、誰でもすぐわかるものではありません。
    プレゼンテーションの時にはドキュメントの見方を解説する必要があります。

 

ターゲティングテンプレートブロック解説画像
こちらはパネルを発展させたブロックのテンプレートです。
テーブルの軸は三軸です。
こちらも調査報告書などに登場します。

投資信託のパンフレットにも出てきそうですね(笑)。

書き方はパネルと同様ですが軸の設定は少々慣れが必要です。
軸の設定がきれいにできると一目置かれますよ。

  • メリット
    複雑なターゲットの位置関係を表現することができ、インテリジェンスな印象を与えます。
    複雑な事をグラフィカルに表現できるので、こちらも話を単純化する際に活躍します。
  • デメリット
    こちらもプレゼンテーションの時にはドキュメントの見方を解説する必要があります。

テンプレート④ マップ

ターゲティングテンプレートマップ解説画像
こちらはマップ形式のターゲティングテンプレートです。
こちらも調査報告書などで登場します。

媒体資料(メディアガイド)でも良く見ますね。

パネル形式のテンプレートを発展させたもので、ターゲットの位置関係とボリュームを視覚的にわかりやすく表現することができます。

  • メリット
    ターゲット構造の全体像をグラフィカルに表現することができます。
  • デメリット
    プレゼンテーションの時には軸の解説をする必要があります。

テンプレート⑤ サークル

ターゲティングテンプレートサークル解説画像
こちらはプレゼンテーションにおけるインパクトを重視したテンプレートです。
ドキュメントを一目見て、ターゲットの構造、位置関係、ボリュームを把握することができます。
スクリーンにプロジェクターで投影するプレゼンテーションなどで活躍します。
発表会やクリエーティブのプレゼンテーションで活用されることが多いです。

そう言えば、新商品発表会とかで見かけますね。

サンプルはサークルですが、図形の形状はわかりやすければ何でも大丈夫です。

  • メリット
    見やすい、わかりやすい、インパクトがあるということでショー型のプレゼンテーションに適しています。
  • デメリット
    視覚重視のテンプレートであるため、詳細な情報を盛り込むことに適していません。
    詳細な属性情報などは別ページでマトリクスなどを用いて補足する方法もあります。

テンプレート⑥ プロセス

ターゲティングテンプレートプロセス解説画像

こちらは営業戦略、販売戦略、プロモーション戦略などでよく活用されています。
BtoC、BtoBを問わず、ユーザーの購買行動をプロセス化し、そこでアプローチするべきターゲットを決定していきます。
サンプルでは上のプロセスはBtoC、下のプロセスはBtoBで記載しています。
また購買行動はDECAXとしています。
DECAXについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

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えっと、専門用語がドドっとでてきましたね。

以下に用語解説を記載してきます。

  • プロモーション
    認知獲得、集客、購買促進などを目的としたコミュニケーション活動で、広告宣伝、販売促進などがあります。
  • ナーチャリング
    顧客育成を意味し、見込顧客を購入するまで育成したり、既存顧客をリピーターに育成するなどの活動で、WEBやSNSのコンテンツマーケティングなどがあります。
  • オファーリング
    オファリングとも呼びます。コンサル業界用語で企業がユーザーに提供する総合的なサービスで、商品サービス、無料体験、クーポン、購入サポート、アフターサービスなどがあります。
  • クロージング
    販売活動や営業活動などでユーザーと契約を締結することを意味します。契約内容は商品サービスの購入、予約、会員登録、メルマガ登録、資料請求など多岐に及びます。
  • アップセル
    ユーザーの購入単価を向上させることです。
    リピーターなどの顕在顧客に対して、優待などで上位商品の購入を促し、顧客数を伸ばすことなく総売上額を向上させることです。
  • MA
    マーケティングオートメーション。
    マーケティング活動の自動化」のことです!
    つまり、マーケティングの各プロセスの活動を自動化・仕組化すること、また、それを実行するプラットフォームサービスのことです。
    セミナーに出席するとお礼メールが自動配信で送信されてきますがこのような作業をテクノロジーで自動化したものです。
  • SFA
    セールスフォースオートメーション。
    営業支援ツールを意味します。
    営業活動情報(顧客情報、案件情報、案件の進捗情報、案件への行動情報、他)など蓄積分析することができるソフトウェアです。
  • CRM
    カスタマーリレーションシップマネジメント。
    顧客関係管理を意味します。
    顧客情報、購入履歴、コミュニケーション履歴、商談や取引の進捗状況などをデジタルツールで管理しユーザーに対して適切なマーケティング施策を実施します。

さて、テンプレートの話に戻します。
こちらのテンプレートはどのプロセスでターゲットをどのような方向に誘導していくかを表現することに適しています。
他のテンプレートと併用することで、より具体的にターゲティングの説明をすることができます。

  • メリット
    マーケティングプロセス別にターゲティングの状況を説明することができ、営業、販売、プロモーションなどで、ターゲットをどう動かしていくかをアピールすることに適しています。
  • デメリット
    情報量が多くなるためショー型のプレゼンテーションには適していません。
    見せ方の工夫として、サマリーと詳細のようにドキュメントを分割して説明するなどの方法があります。

おまけ ペルソナキャンバスと共感マップ

ターゲットのパーソナリティに踏み込んで説明したい時は以下のペルソナキャンバスや共感マップが活躍します。

ペルソナキャンバステンプレート解説画像

共感マップテンプレート解説画像ペルソナキャンバスと共感マップについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

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まとめ

今回はターゲティングのテンプレートについて6つのラインナップとプラスαについて紹介させていただきました。
今回ご紹介したテンプレートを活用することで、あなたのプランニングやプレゼンテーションのクオリティや印象がより一層専門家っぽくなります。
また、クライアントとの打ち合わせや商談の場でも活躍しますので、ぜひ皆さんの引き出しに常備してお役立ていただきたいと思います。

さっそく、活用させていただきます!!
このブログで紹介しているテンプレートは自由に活用しても良いんでしょうか?

はい、大丈夫です。
ファイルが必要な方はお問い合わせフォームからお気軽ご連絡ください。
個別にメールでテンプレートファイルをお送りします。

次回のテンプレート特集はターゲティングの続編として「ジョブマップ」を取り上げます。
どうぞお楽しみに。
ももとらサロンでは起業や副業に役立つマーケティングのノウハウやテンプレートなどをどんどん発信していきます。
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最後までご覧いただきありがとうございました。